このマップは、『全国主要都市戦災概況図』（昭和20年）に記載された戦災を受けた地域を「赤」で表示した。さらに、戦災を受けていないエリアについて、終戦後にＧＨＱが撮影した空中写真と昭和後期に撮影された空中写真を比較して、戦前の町並みが残っている可能性が高いエリアを絞り込み「緑」で表示した。
ただし、すべての町並みを確認しているわけではないので、その後の開発ですでに失われたものも多いであろう。しかし、古い町並みは、面的な再開発が行われない限り何らかの面影が残されているはずである。（野村万訪）