市川大門 伝統産業が息づく和紙と花火の町

山梨県
西八代郡
市川大門町
印沢





交通

JR身延線市川大門駅下車





市川大門



2004.11.03
 市川大門町は、甲府盆地南部に位置する製紙、酒造など伝統工業で栄えた町である。江戸時代は代官所が置かれていた。笛吹川と釜無川との合流点に位置し、芦川の清流を利用して古くから障子紙、紙幣、ノート用紙を製造し、市川花火、生糸の生産地でもあり、現在でも伝統産業が息づいている町である。歌舞伎役者、初代市川団十郎の出身地としても有名。
 市川大門の町並みは旧街道の「今昔通り」に沿って見られる。古い町家は数軒だが甲府盆地らしくアイストップに南アルプスを望む町並み景観である。残る古い町家の特徴は平入りで軒裏を漆喰で段々に固めたもので2階の開口は大きい。町並みの中には可愛らしい小さな教会も残っていた。
 
商店街は今昔通りと名づけられている。
町並み半ばにある造酒屋。(上)
酒屋の斜め前にある住宅。(左)
いずれも軒下を段々に漆喰で固めた民家。
つり道具屋の店蔵。
可愛らしい市川教会。

6丁目付近の町並み。
参考資料 リンク
市川大門町

参考文献