沖家室島 瀬戸内航路の要衝として栄えた小島の漁村

山口県
周防大島町
沖家室島
本浦
州崎





交通






沖家室島




2003.05.23
2016.07.18
周防大島(屋代島)の旧東和町佐連集落の南400mにある漁業の島。州崎・本浦の2集落がある。開拓は慶長11年(1606年)で、タイ一本釣り漁村として栄えてきた。かつて帆船の往来が多かったころには、瀬戸内海航路の要衝として島は賑わい、江戸時代には萩藩の番所・船倉などが置かれていた。「家室千軒」とも呼ばれたことがあり、明治20年ころには人口約3000人を数えている。漁業出稼ぎの伝統もあり、明治時代には下関・佐賀・長崎へも出漁している。また、ハワイなどへの海外移民を多く輩出した。昭和53年3月、沖家室大橋が架かり、屋代島と結ばれた。温暖で人情豊かなこの島は、今なお一本釣りが盛んだが、最も高齢化が進んでいる。(「シマダス」参考)
本浦・州崎の各集落は漁村ではあるが、帆船時代の寄港地であったことから一般の漁村とは趣を異にしている。漆喰塗籠造りの町家が並ぶ一角や旅籠のような建物も残っている。州崎集落は平地から斜面にかけて駆け上がる集落となっている。
沖家室島本浦の町並み
沖家室島本浦の町並み
沖家室島本浦の町並み
沖家室島本浦の町並み

沖家室島本浦の町並み
沖家室島州崎の町並み

沖家室島州崎の町並み

沖家室島州崎の町並み

沖家室島州崎の町並み 
参考資料 リンク
周防大島町

参考文献