室津 海岸線から尾根上まで駆け上がる港町

山口県
上関町
室津





交通






室津




2003.05.25
2016.07.17
柳井市の南、室津半島の突端にある港町。昭和44年に上関大橋で結ばれた長島上関との間の海峡に面する室津と上関は、天然の良港として、江戸時代の上方と九州とを結ぶ商船、北前船、朝鮮通信使船などの寄港地となり、大いににぎわった。
集落は海峡に面する海岸線から半島先端の尾根を越えて、反対側の海岸線まで到達する。明治期に建てられた木造四階建ての擬洋風楼閣が残っていたり、町家が並んでいたりと港町の面影が残っている。また、斜面に駆け上がった集落を散策するのも楽しい。
室津の町並み

室津の町並み

室津の町並み
港にある四階楼は、明治12年に維新の志士小方謙九郎が建築した擬洋風建築。全国的にも珍しく重要文化財となっている。
2003年に訪れた時は、四階楼の隣に重厚な旅館建築があったが現在は姿を消している。また、海側が埋め立てられて道の駅ができたのは、観光には良いだろうが港の景観としてはマイナスだ。

室津の町並み
室津の町並み
朝鮮通信使の経路
参考資料 リンク
上関町

参考文献