前島 二つの港をもつ周防の小さい島里

山口県
周防大島町
久賀
前島





交通
周防大島久賀港より旅客船





前島





2019.12.07

      
屋代島・久賀町の北5.9mの瀬戸内海上にある島。古代祭祀遺跡や室町後期の五輪塔が残されている。江戸時代は藩有林の御立山があり、文久2年(1737)ごろに久賀村の農家3戸を移住させたのが開拓の始まりといわれる。主な産業は漁業で、小型底引網を主体としているが規模は小さい。農業は、コメ・ミカンを生産しているが、自家消費がほとんどである。(「シマダス」参照)
「シマダス」では18世帯28人となっているが、私が訪れた時はすでに4世帯6人にまで減っている。


周防大島(屋代島)の北側、久賀港より渡船が出ている。途中の海は、「スナメリ」が見られるスポットで、島には上陸せず船に乗って往復する観光客も多いという。


島は二つの台地が合わさった形をしており、中間の鞍部に集落が形成されている。同時に東西両側に港をもつ。
前島の町並み
波止場近くの住宅。所有者は島外の方で別荘として利用されているという。
前島の町並み
前面海側に付属屋を置き中庭をとって主屋が配されている。付属屋をくぐって入る。
前島の町並み
メインの縦道を入っていく。
前島の町並み
桟瓦葺きだが、中央と両サイドに丸瓦を葺いている。
前島の町並み
さらに縦道を上っていく。
前島の町並み
立派な石垣と古民家が残っていた。入母屋屋根で同じく、中央と両サイドに丸瓦が葺かれている(上)。
前島の町並み
入母屋屋根が美しい集落(下)。
前島の町並み
久賀町立久賀小学校前島分校
前島の町並み
集落の一番高いところに集会所と掲示板がある。
前島の町並み
東側の港を臨む家。
久賀の町並み
参考資料 リンク
周防大島町

参考文献