明石 海を臨む田園に入母屋屋根が点在する農村集落

山口県
萩市
三見
明石





交通





明石




2012.03.20
萩の四方、飯井と三見との間に位置する旧赤間街道沿いの日本海を臨む農村集落。地形にしたがって段々や曲線を描く田園の中に、入母屋屋根の民家が美しく重なる村である。現在、瓦屋根は橙瓦一色であるが、かつては萩に近接する農村らしく黒瓦であったようだ(「日本の集落第3巻」p61より)。「日本の集落」の中で、高須賀晋氏は、装飾の少ない直線的な入母屋屋根が折り重なる造形がシンプルで美しいと評している。現在の家並みはその頃のものと同様ではないだろうが、屋根の直線的な造形と田の曲線的な造形、そして遠く青い海を背景にした様は、山陰長門地方の代表的な農村風景といっていいだろう。
等高線をなぞるように築かれた田圃は曲線を描く。その中に橙屋根を重ねる家々が点在する。(上)

集会所は洋風、黒瓦だった(左)
明石集落の町並み
明石集落の町並み
明石集落の町並み
明石集落の町並み
明石集落の町並み 
明石集落の町並み
明石集落の町並み
明石集落の町並み
参考資料 リンク
萩市

参考文献
「日本の集落 第2巻」高須賀晋