蓋井島 本州の西端日本海に浮かぶ赤瓦密集系の島里

山口県
下関市
蓋井島
蓋井島町





交通
吉見港より高速艇




蓋井島





2018.10.08

      
下関市吉母の北西約6kmの響灘にある。けわしい岩石海岸が続き、東南部の湾頭にある砂浜から山の斜面となっている。古代の集落遺構が発掘された筏石遺跡や、土器などが出土した遺跡もある。昭和10年代には、下関要塞の要として蓋井島砲台が構築された。国の重要有形民俗文化財に指定されている「山の神の森」では、7年目ごとに山の神の神事が催される。島の周囲は水産資源に恵まれ、定置網や一本釣りなどで、アワビ、サザエ、イカ、ブリが水揚げされている。神功皇后がこの島の水を「よき水」とほめられ、その後は蓋で覆ったことから、島名がついたといわれている。(「シマダス」参照)
蓋井島の町並み
吉見港から高速艇で40分。この島の特徴は、空中写真で明らかである。赤瓦と密集系漁村。
蓋井島の町並み
港から集落へ向かうメインストリート
蓋井島の町並み
港から集落へ向かうメインストリート
蓋井島の町並み
赤瓦と銅板の緑青がいい感じだ。
蓋井島の町並み
蓋井島の町並み
蓋井島の町並み
蓋井島の町並み
割と家々の配置が規則正しい。雛壇状に宅地化されていているからであろう。
蓋井島の町並み
壁に鶴亀の鏝絵があった。
蓋井島の町並み
石垣上にそそり立つ民家
蓋井島の町並み
とはいえわずかに黒瓦もある
蓋井島の町並み
瓦の赤は鮮やか。あまり古い瓦は見られなかった。
蓋井島の町並み
屋敷構は外周に建物をめぐらす中庭型。斜面だし、海から吹き付ける風が強いのであろう。
八島の町並み
囲むというよりは挟む程度。海側と山側に建物を配置するイメージ。
蓋井島の町並み
この日は風が強くドローンが飛ばせなかった。(下)
参考資料 リンク
下関市

参考文献