大石田 最上川水運中継地として栄えた河岸場の町並み

山形県
大石田町

(神奈川県J52162さん撮影)

(神奈川県J52162さん撮影)

(神奈川県J52162さん撮影)

(神奈川県J52162さん撮影)
大石田河岸は江戸時代、最上川最大の船着場として発展した町である。
最上川を酒田から上ってくる川船、上流から下る川船も大石田まで物資を運びここで積み替えていたらしく、荷物の集散地として賑わった。また、最上川水運は全国に紅花や青芋などの特産物を移出し、塩や衣料などの地域の生活必需品を移入する流通路としても発展した。
大石田のかつての町並みは最上川にそって荷問屋や船持が軒を連ねていたほか、船大工や大工などの職人たちも多く住んでいた。しかし、明治中期以降の陸上交通に取って代わり、中心が尾花沢に移ってしまった。

大石田の集落は、中心部に船積荷問屋などの有力な商家が屋敷を構え、その両端部(東西)に諸職人や舟乗りが居住していたと言われている。
川に平行した表通りに面する町並みは、間口の広い平入の住宅では店舗や居住部分は敷地の西側に寄せて配置し、東側に敷地の奥まで続く通り土間を設けて、奥に蔵などの付属屋を置いた配置となっている。間口の狭い住宅は妻入である。

現在の町並みは、表通りの最上川側の敷地に、3件おきくらいの割合で蔵造りの店あるいは住宅が見られる。
大橋の袂の西光寺境内には、芭蕉の奥の細道で有名な「さみだれを集めてすずし最上川」の歌碑がある。大橋から眺める最上川は、とうとうと流れており、この歌の情景が浮かぶ。

交通

JR奥羽本線
大石田駅よりバス

国道347号線より県道30号



参考資料 リンク
大石田町のホームページ

参考文献
「SD 9109 東北ナイススペース」鹿島出版会