山形
花小路
昭和初期に形成された遊里を核とした歓楽街

山形県
山形市
七日町





交通
JR奥羽本線山形駅下車





山形花小路





2012.12.03
山形市は、城下町であるから奥羽本線山形駅は旧市街の中心部から離れている。町を貫く旧羽州街道が江戸時代の町人地であり現在の商業軸になっている。その北部、七日町辺りが城の正面に当たり、東から旧羽州笹谷街道が分岐していてT字の町人地になっていた。さらに、T字の町人地の外側には寺社地があった。現在、その寺社地にあたる部分の東側半分が寺町、西側半分が飲食店街になっている。飲食店街の中心にあるのがモダンなデザインの旧旭座という映画館。通りには料亭が並び、一角に「花小路」という昭和レトロな飲食店街が形成されている。山形市内の遊郭は小姓町というここから700m南のエリアにあったが、明治17年に開かれ27年に大火があった記録があるので、現在は面影は無い。「花小路」は、明治44年の市北大火で、もともと桑畑だった場所を「千歳館」を中心に三業地とし、昭和初期に遊里ができたといわれる。
旧旭座
旧旭座の斜向かいの町並み
千歳館
明治時代創業の料亭。現建物は大正4年(1915年)に建てられた洋風建築。国登録文化財。
千歳館の隣にある「花小路」のゲート
花小路の案内板
花小路の町並み
花小路の町並み

花小路の町並み
参考資料 リンク
山形市

参考文献