美園 戦災復興の町 駅前のヤミ市から発展した商店街

和歌山県
和歌山市
美園4,5





交通
JR阪和線和歌山駅






和歌山美園





2017.02.26



和歌山は、紀ノ川の下流域の和歌山平野に位置し、紀伊水道に面する。1585年(天正13年)豊臣秀吉が紀州を平定、弟秀長に和歌山城を構えさせた。江戸時代は徳川御三家のひとつ、和歌山藩55万5千石の城下町として繁栄した。近代は、鉄鋼・化学を主とする重化学工業で栄えた他、繊維工業、製材・木工業、皮革加工などの伝統産業も活発である。
和歌山の中心市街地は、西に南海和歌山市駅、東にJR阪和線・紀勢本線和歌山駅に挟まれた城下町で、中心市街地の大部分が第二次世界大戦時の空襲で町が焼失している。したがって、現在見ることができる町は、戦災復興による戦後の町並みである。特に、終戦直後の物資が乏しい時期に、ヤミ市が駅前周辺や水路沿いに形成され、現在もその名残あるいは換地による商店街が見られる。JR和歌山駅前の美園商店街や東卸市場もその一つ。美園商店街は、綺麗に区画されており、交差点に大きな角切りがあるため、アーケードのトップライトも八角形の美しい架構となっている。
美園商店街
美園商店街
美園商店街
床はテラゾタイル
美園商店街
美園商店街
綺麗な八角形のトップライト
美園商店街

美園商店街
建物外装の原型はアルミスパンドレルか
美園商店街
二階をキャンチで持ち出している店舗もある(画像右側)。
美園商店街
昭和戦後レトロ感満載のカフェ
美園商店街
美園商店街
東卸市場
東卸市場
参考資料 リンク
和歌山市


参考文献