グランド
コモンズ
セントラルガーデンを挟んで並ぶ超高層町家群

東京都
港区
港南2



交通

JR山手線
品川駅下車


国道15号線



港南2




2004.06.03

八ツ山の開東閣の庭園から品川グランドコモンズの町並みを望む
 
旧国鉄清算事業団の売却した操車場跡地等の再開発のひとつ。1984年、民間が旧国鉄貨物ヤード跡地を取得して計画がスタート、1992年に「品川駅東口地区再開発地区計画」が都市計画決定された。品川駅の上には東西自由通路を整備、最初にインターシティが完成した。インターシティとJRとの間にはセントラルガーデンとグランドコモンズのビル群が建設された。再開発にあたっては複数地権者の多くが独立して土地を所有したため、街道沿いに短冊状に敷地を割り当てた江戸時代の町人町のごとく、セントラルガーデン沿いに短冊状に敷地が分割された。したがって、超高層ビルが10M間隔に建ち並ぶ、現代の町人町とも呼べるような超高層ビル群の町並みが誕生した。丘の上にこの町並みはちょっと違和感がありそうだが、もともと船溜だったこの敷地、ちょっと南にある旧東海道品川宿と意識的につながるような気がする。
上:
インターシティ(右)とグランドコモンズ(左)とに挟まれたセントラルガーデン。これほどの超高層ビルに囲まれていながら、南北に長く木々が多いため、想像するより明るく居心地が良い。
グランドコモンズのオフィスビル群の町並み。本社ビルが多い。
インターシティの町並み。グランドコモンズの個々の多種多様さに対してこちらはガラスで統一されている。
セントラルガーデンにはオフィスワーカーのほか、近所の子供たちも遊びに来ていた。

新しい東口駅前に残された既成市街地の一角。駅広に面して高い建物が立っているものの、街区の内部は飲食店の横丁空間。新都市で働くワーカーはなぜ夜になると横丁で飲むのであろうか。こういう空間は都市の中には必要なのである。
参考資料 リンク
品川グランドコモンズ

港区

参考文献