王子
尾久
製紙工場・軍需工場を背景に形成された花街

東京都
北区
豊島1
神谷1
王子2,3,4

荒川区
西尾久2



交通
JR京浜東北線王寺駅下車徒歩

都電荒川線小台関下車徒歩





王子


尾久


神谷




2008.02.16
2008.02.24
2016.10.22
 北区王子はわが国の製紙(洋紙)工業発祥の地。荒川西岸の沖積地に立地し、駅付近の中心商店街をはさんで、北に十条製紙工場、南に王子製紙工場がある。そんな中心商店街から外れた一角(豊島1丁目)に花街があった。待合・料亭組合員数では、1955年頃がピークで27軒の記録がある。現在ではその面影はほとんど皆無であるが、場違いにある飲み屋や質屋の存在から想像するほかない。
 王子から都電荒川線で数駅の小台駅で下車した荒川区西尾久2丁目にも花街が存在した。関東大震災後、王子にあった軍需工場を背景に発展したといわれる。昭和40年ころは料亭が20軒芸妓80人がいたそうだが、最近まで一軒の料亭があった(「赤線跡を歩く2」)。しかし、現在、最後の一軒と言われた料亭もなくなって公園になっている。隅々まで歩いてみたが全く痕跡は感じられなかった。

旧王子花街のあった豊島1丁目の町並み
こういうラブホテルの存在が場所の記憶を物語っているのかもしれない
旧王子花街のあった豊島1丁目の町並み

旧尾久花街のあった荒川区西尾久2丁目の町並み

住宅街に不自然に飲食店が存在することに違和感を感じなければ、旧花街であったなどと想像することもできない
王子4丁目の町並み(上)
王子2丁目の町並み(左)
いずれも非戦災地区

神谷1丁目の町並み(上、左)
いずれも非戦災地区
参考資料 リンク
北区
荒川区

参考文献
『赤線跡を歩く2』 木村聡 自由国民社