荻窪銀座 闇市に発しラーメンブームで注目を浴びた商店街

東京都
杉並区
上荻1
桃井1
上荻3




交通
JR中央線
荻窪駅下車徒歩






荻窪銀座街


八丁





2015.02.01


荻窪駅北口駅前に、戦後の闇市から発展した商店街がある。「荻窪銀座街」と呼ばれる一角には、不燃の外装を張り付けた木造2階〜3階建ての仮設的な小建築=いわゆるバラック街が形成されている。同じ中央線沿線の吉祥寺駅前にも通称ハモニカ横丁という闇市から発展した商店街がある。ハモニカ横丁が、駅前の火除け地(空地)に戦後焼け出された人々が集まって形成した闇市から発展したように、荻窪銀座街も同様の成り立ちなのであろう。
古臭い駅前商店街だった銀座街も、バブル期に巻き起こるラーメンブームの火付け役となった「荻窪ラーメン」で有名になった。戦後60年が経ちこのような空間はなかなか見られなくなってきている。戦争を経験した人々の持つ「戦後のバラック」というマイナスイメージは、戦争を知らない今の人々にとってはどこか懐かしい独特な空間、他では味わえない空間としてプラスイメージに変わってきている。荻窪銀座街は吉祥寺ハモニカ横丁ほど人は訪れていないが、特異な空間を味あわせてくれる。
一方、青梅街道を荻窪駅前から西へ進むと、沿道に戦前の銅板看板建築をいくつも見ることができる。このように幅員の広い道路が戦前から整備されていたことに驚かされる。
荻窪駅北口バスロータリーに面する銀座街
荻窪北口駅前通商店会のアーケード
荻窪北口駅前通商店会のアーケード
銀座街には空地が現れ始めている。そこから建物の裏側が確認できる。
やがて再開発されて無くなるのであろうか。
バラックとは仮設的な小建築、つまり一時的な使用を前提に建設された様式である。

銀座街の町並み

銀座街の町並み
レコード屋があったのには驚き(上)

青梅街道沿いの銅板看板建築(左)
青梅街道沿いの銅板看板建築(左)
八丁交差点界隈に見られる
参考資料 リンク
杉並区

参考文献