亀戸香取 商店街の活性化で生まれた昭和レトロの町並み

東京都
江東区
亀戸3




交通
JR総武線亀戸駅駅下車徒歩





亀戸香取




201508.29
亀戸は、東京江東区北東部にあり機械工業の中小工業が多い商工業地域である。JR総武線亀戸駅を中心にした商店街は、江東区一の繁華街で、隣の錦糸町とともに都内の副都心に位置づけられている。明治通りを北へ500m歩くと蔵前橋通りとの交差点があり、その一本西側の明治通りと平行した通りが亀戸香取神社の門前町「亀戸香取勝運商店街」である。
ここは、江東区で最も古い歴史を持つ商店街と言われ、元々は香取神社の境内だった参道に明治の頃から形成されたモノらしい。特徴はド派手な看板建築が並んでいるところ。これは2011年春に「昭和30年代」をキーワードとした観光レトロ商店街として整備したもので、看板建築は創作である。このエリアは、戦災を受けた地域なので戦前の装飾の施された看板建築が残っているわけではないはず。戦後のシンプルな形状のモルタル系看板建築がならんでいたものを、戦前看板建築のスタイルに変えたものであろう。そうなると、ちょっと引いてしまうところであるが、歩いてみると反してじつに心地よい。いろいろ参考にしながら、創り上げた町並み。こういうのもこれからあっていいと思う。
参道=商店街の入り口
中々壮観な看板建築の並びである。
創作だからといって簡単に看板建築化できるものではなかろう。おそらくもともと戦後の看板建築だったのではないか。その看板部分をうまく戦前化したのではないだろうか。
真ん中の家などは戦後系
これは看板建築ではない
この家が戦後系そのままでしょう(左)

香取神社境内から参道を見る(左下)

香取神社境内にあった石碑。「亀戸三業組合」うまり遊郭の名。このすぐ西側亀戸天満宮の北側にあった。(上)
亀戸駅前の飲食店街(左上)
亀戸四交差点の豆屋さん(左下)
参考資料 リンク
江東区

参考文献
亀戸香取勝運商店街