脇町 藍で繁栄した本瓦と卯建の重厚な町並み

徳島県
美馬市
脇町






交通

JR徳島線穴吹駅下車






脇町



2006.07.31
2011.08.31
脇町は、吉野川の左岸を鳴門にいたる撫養街道と、高松へ通じる讃岐街道が交差する要衝の地にあり、鎌倉時代以降に城下町として形成された。天正13年(1585年)、蜂須賀氏が阿波国に封ぜられると、脇町は重臣稲田氏は配され、城と城下町の復興が積極的に行われた。江戸時代には舟運を利用して、吉野川中流域における阿波特産の藍の集散地として発展。明治以降は繭の仲買、藍商、呉服商、その他各種商家が軒を連ねる町となった。
大谷川の右岸に位置する町並みは、3本の東西道路に沿って、南町・中町・北町にわかれ、特に商業活動の中心となったのは、吉野川沿いの南町だった。南町の町家のうち約6割は伝統的な様式で建てられており、江戸時代後期から明治時代の家々が並んでいて、重要伝統的建造物保存地区として国の選定を受けている。特徴はなんといっても、互いに競うようにあげられたうだつの町並みだ。
南町の町並み
南町の町並み
南町の町並み
南町の町並み
南町の町並み
南町の町並み
南町の町並み
南町の町並み
南町の町並み
南町の町並み
南町の町並み
南町の町並み
西分のオデオン座
オデオン座の裏手は旧遊里の香りがする
参考資料 リンク
美馬市

参考文献
『図説 日本の町並み10 四国編』 太田博太郎他 第一法規
『歴史の町並み 中国・四国・九州・沖縄編』 保存修景計画研究会 NHKブックス
『歴史遺産 日本の町並み108選を歩く』 吉田桂二 講談社
『日本の町並みU 中国四国九州・沖縄』 西村幸夫監修 平凡社