川井 四国山地 山岳集落に囲まれた谷間の旧街道町

徳島県
美馬市
(旧木屋平村)
川井
三ツ木




交通








川井



三ツ木




2007.04.29
四国山地東部にある徳島県祖谷山は、日本を代表する秘境として知られる。わが国の秘境は西日本外帯山地とに多く、落人伝説、焼畑農業、そして山腹に立地する「天界の村」の分布地域と重なるのである。天界の村は剣山西側の祖谷山だけではなく北側の旧一宇村、東側の旧木屋平村にも分布する。山の中腹に集落が形成される天界の村の中でも、四国山地東部はその数と規模においてわが国随一である。
国道439号線は徳島から木屋平村を経て剣山見ノ越を越え祖谷山を結ぶ街道、国道492号線は吉野川沿いの穴吹町(脇町)と木屋平村を結ぶ街道である。両街道は木屋平村川井で合流し、そこに旧村の行政と商業の中心町が形成されていた。川井はかつては宿場町であったのであろうか、平入の民家が軒を連ねて続いている。背景の山には中腹の集落が見えて、いかにも山岳地帯の町といった風情がある。
かつては宿場町であったように思える町並み(未確認)。
石垣を積んだ屋敷地。
板壁の多い民家が山岳地帯であることを表している。
町の通りからは背景に山岳集落が見え隠れする。
比較的大きな旧家があった。(左)

橋を渡ったところの町並み(下)

川井から穴吹川をやや下った西岸斜面にある三ツ木集落の三ツ木家住宅。(左上)

三ツ木集落で見かけた鐘。(左)

三ツ木集落の対岸に見上げる今丸集落。(上)
参考資料 リンク
美馬市

参考文献