古峰 天狗信仰の社と美しい農村の見られる山里

栃木県
鹿沼市
草久





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古峰




2015.04.25

古峰ヶ原古峰神社
「今を去る1300余年の昔、隼人というお方が京都からこの地に移り、尊(御祭神・日本武尊)の御威徳を慕いつつ、京都よりこの古峯ヶ原の淨地に遷座(創祀)申しあげたのが始まりといわれております。
その後、古峯ヶ原は、日光を開かれた勝道上人という僧侶の修行の場となり、上人は古峯の大神の御神威によって、古峯ヶ原深山巴の宿において3ヶ年の修行の後、天応2年(西暦782年)日光の男体山に初めて登頂し大日光開山の偉業を成しとげられました。
この縁起にもとづき、日光全山26院80坊の僧坊達は、勝道上人の修行にあやかって、年々古峯ヶ原(古峯神社を中心)に登山、深山巴の宿で祈願を込め修行する慣わしとなり、その修行は明治維新に至るまで、千余年の永きに亘って行なわれました。
古峯神社はこのような古峯大神のご利益の顕著を以って全国稀にみる霊地として、火伏信仰、天狗信仰などに代表する諸人の敬虔な信仰を集め、久しきにわたってその御神威を保って参りました。明治初年には太政官布告により、神仏分離が行なわれ、仏具一切を取り除き、純然たる古峯神社となり、現在にいたっております。」(古峰ヶ原古峰神社サイトより)

鹿沼市の北西、思川の支流大芦川を遡る。足尾山地の裾野に広がる農村は、まさに日本の原風景と呼びたくなるような美しい里山の風景。その上流部を古峰ヶ原といい、上記の古峰神社がある。集落に点在する古民家は入母屋の平屋建てが多く、茅葺の屋根を落とした金属葺きと思われ、大谷石に類する凝灰岩の石蔵が目立つ。なお、鹿沼市街から大芦川に沿った県道を走っている際に大きな石の採掘場が確認された。

古峰ヶ原 草久
一の鳥居と周辺の集落

一の鳥居は鋼製で全国でも最大級という
古峰ヶ原 草久
一の鳥居と周辺の集落
古峰ヶ原 草久
一の鳥居と周辺の集落
古峰ヶ原 草久
金剛山神社周辺の集落
古峰ヶ原 草久の集落
古峰ヶ原 草久の集落
古峰ヶ原 古峰神社前

古峰ヶ原 古峰神社
別名「天狗の社」と呼ばれる
参考資料 リンク
鹿沼市

参考文献