水口 街道が三本に別れる珍しい紡錘形の宿場町

滋賀県
甲賀市
水口町
元町
京町
本町1,2,3
水口




交通
近江鉄道水口石橋駅下車徒歩





水口




2012.06.17
 滋賀県南部に位置する旧東海道50番目の宿場町。野洲川中流域の段丘上に位置し、中心市街地は近世、加藤氏2万5000石の城下町でもあった。宿場の東部は城下町の地割に従って、街道が三筋に分かれている紡錘形の特殊な町割となっている。西部で再び一本となり、水口城を迂回するように屈曲している。
 古い町並みとしての見どころは、東部の街道が一本になったあたりで、切妻平入りの町家が軒を連ねている。一方、町の中央部にも大きな商家が一棟残る。西部エリアは近江鉄道の駅に近いため、看板化された町並みとなっている。
西部エリアの町並み
3本に分かれた道だが、やはり中央の通りが街の主軸となっている。この先で三本が一本になる。
本町の町並み
水口石橋駅への商店街の設えになっている。所々にわずかではあるが古い町家が残る。
町のほぼ中央部にある今村呉服店 
水口町水口の町並み
東部エリアの町並み
真ん中の通りと南側の通りがまず合体するがそのあたりの景観
東部エリアの町並み
この界隈から東にかけて古い町並み景観が良く残っている
東部エリアの町並み
最も東側の2本分岐点。切妻妻入りの家並みもあり変化がある(上)。

さらに東へ行くと軒を連ねる家並みが見られる(左)
東端部の町並み
国道307号線から旧道に分かれて入ったすぐの町並み。
参考資料 リンク
甲賀市

参考文献
『日本の町並みT 近畿・東海・北陸』 西村幸夫監修 平凡社