大宮 宿場町の町割りから発展した繁華街・歓楽街

埼玉県
さいたま市
大宮区
仲町
下町
吉敷町
大門町
宮町





交通
JR東北本線大宮駅下車





仲町


大門町





2003.09.14
2016.11.13



大宮という地名は、武蔵国一宮氷川神社の通称に由来する。古代は、武蔵国府の所在地、中世末は城下町、近世は中山道の宿場町、近代は浦和と共に県の中心地として発展した。地形的には、東部を綾瀬川が、南西部を荒川の低地が占め、中心市街地は大宮台地の中央部にある。1883年(明治16年)高崎線開通により駅が開設、1885年東北本線開通、1894年国鉄大宮工場設置など、交通諸機関の闊達に伴い商工業が繁栄した。
町の構成は旧中山道の宿場町が原型となっている。間口が狭く奥行きの深い(最大で約100m)短冊状の町割りが、そのまま近代都市に発展し、町の正確によって個性的な顔を見せてくれる。大門町の一番街商店街は、大宮一の繁華街で、高級見回り品・文化品の専門店が並んでいたが、現在は寂れつつあり、飲食店街が混ざりはじめている。また、駅前通りの南側・旧中山道とJRの間は歓楽街であり、駅周辺は飲み屋街ながら南に行くほど遊里の様相が濃くなる。
旧中山道仲町の町並み
切妻出桁民家が僅かに残る
(2003年)

旧中山道仲町の町並み
2003年(左上、左下)
2016年(上)
短冊状の敷地であり、旧中山道(左側)から主屋、中庭、蔵、居宅が数棟とつづいている。(下:2016年)

駅前の大一ビルと大門地下道

駅前の大一ビルと大門地下道

大門町一番街周辺の町並み

短冊状敷地内が横丁化した路地
南部の歓楽街
仲町2の飲食店街

南部の歓楽街
スナック街

短冊敷地内に私道を通した長屋状のスナック街
仲町1の酒屋
仲町3の医院
参考資料 リンク
さいたま市

参考文献