熊谷 戦災復興のまち 戦前戦後の混在する町並み

埼玉県
熊谷市
本町
筑波
星川
仲町





交通
JR高崎線熊谷駅




熊谷





2016.12.31
熊谷の中心市街地は江戸時代の中山道の宿場町から発展した。1876年~1879年は熊谷県の県庁所在地であり、現在も埼玉県北部の中心地となっている。生糸、製粉の町から鉄・銅・セメントの町へと変わった。さらに1961年(昭和36年)に工業衛星都市に指定され、重化学工業へと移行している。
宿場町は現在は国道17号線に重なっており、街全体が戦災に遭ったことから中心部に戦前の面影はない。高崎線と国道17号線との間に商業機能が集中している。
戦災都市概況図を見てみると中心市街地が戦災合っているが、所々が被災していない。よって、町を歩いてみると、戦前の伝統的な様式の出桁造りと戦後のモルタル系看板建築や防火帯建築が混在する町並みがみられる。今まで遊里以外に注目していなかったが、見方を変えれば非常に面白い。
戦災都市概況図:熊谷
旧中山道筑波町の町並み
看板建築
旧中山道筑波町の町並み
看板建築の裏側

旧中山道を拡幅した国道17号線の町並み
戦災エリアと非戦災エリアが入り組むため、戦前戦後の建物が見られる(上、左上、左下)
旧中山道を拡幅した国道17号線の町並み
市役所通りの町並み 
大露路商店街の町並み
左の建物は防火帯建築のようだ
大露路商店街の町並み
大露路商店街の町並み
地元の八木橋百貨店と国道17号線の町並み
この辺りの旧中山道は、八木橋百貨店のところから北へ国道から分かれる。
星川
戦災地区の中を流れる清流星川を昭和50年代から整備した。
旧中山道=国道17号線の一本南側を平行する商店街
星川界隈の町並み
参考資料 リンク
熊谷市

参考文献
国立国会図書館デジタルアーカイブ 全国主要都市戦災概況図