三河内 多良岳山麓のくど造り民家集落

佐賀県
唐津市
三河内



交通

JR長崎本線肥前鹿島駅下車車


国道444号線




三河内




2003.12.29
多良岳は有明海の西側、阿蘇火山帯に属する円錐形の火山で、その裾野は有明海に落ち込んでいる。その海に近い鹿島市街から多良岳に向かって南下する国道444号線を6Kmほど行くと、本城川の岸に草葺屋根の民家が点在する三河内の集落がある。民家はくど造りやその系統のL字型の民家もある。中に、円筒形のレンガ煙突をあげている造り酒屋がある。屋根は草葺のままで大きなくど造りの民家である。

三河内の民家。石垣でしっかりとした屋敷地としているにもかかわらずポツリと主屋のみが建っているのも不思議。
地元産の酒米山田錦と多良山系の水によって酒造を行っている馬場酒造場。銘柄は「能古見(のごみ)」。
草葺のままの大型のくど造り民家
集落内には茅葺屋根のままの民家が多い。
参考資料 リンク
鹿島市
馬場酒造場

参考文献
『日本の集落 第3巻』 高須賀晋・畑亮夫 建築資料研究社