馬渡島 仏教徒とカトリック教徒が住み分かれている島

長崎県
唐津市
鎮西町
馬渡島





交通
呼子港より渡船






馬渡島





2016.12.24


本土から北西8kmの沖合にある、玄海諸島の中で最大の島。対馬暖流の影響で比較的温暖、無霜地域でもある。島名は、平安時代に近江国馬渡庄を治めていた源義俊が白河天皇に謀反を起こしてこの島に流された事件に由来するとも、中国から馬が最初に渡ってきたからだとも伝えられている。文永の役(1274)、弘安の役(1281)には元軍が来襲した歴史を持つ。集落は、仏教徒の宮の本地区(本村)とカトリック教徒の二夕松・野中地区(新村)からなっている。産業は、馬渡島漁港を拠点に一本釣り、はえ縄漁が営まれ、新村地区を中心に甘藷、ツワと水稲が栽培されている。玄海国立公園の一角を占める景勝の地であり、特に「番所の辻」では360°の展望がきき、観光開発が進められている。(「シマダス」参照)
港の湾い向って緩やかに傾斜するすり鉢状の斜面上集落。等高線に沿って棟を並べる家々の群形態と石垣が美しい集落景観である。港の近くに大型の建物があり(現在は酒屋ほか)、景観のアクセントとなっている。
馬渡島の町並み
馬渡島の町並み
港近くの大型の建物
 
馬渡島の町並み
馬渡島の町並み
等高線に沿って家々が雛壇状に並んでいる

馬渡島の町並み
石垣が美しい


馬渡島の町並み
馬渡島の町並み
馬渡島の町並み
馬渡島の町並み
馬渡島の町並み
馬渡島の町並み

馬渡島の町並み
 
参考資料 リンク
唐津市

参考文献