舟津 草屋根民家が建ち並ぶ有明海の漁師町

佐賀県
鹿島市
庄金
南舟津




交通

JR長崎本線肥前浜駅下車

国道207号線




庄金、南舟津




2003.12.29
舟津は、長崎海道の浜宿に隣接する浜川河口の有明海に通じる漁港。有明海は干満の差が大きいので、干潮時は広大な干潟が現れる一方、満潮時は湾に流れ込む川の河口では、かなりの奥まで海水に浸されるため、河口に漁港が形成されている。舟津はその中でも有明海西岸で最大規模の漁村集落であった。
集落は、浜川を挟んで北舟津、南舟津と呼ばれ、漁家は川に面して並び、長崎海道沿いにも町並みを形成している、特徴は草葺民家が多いことで、直家のほか曲がりのあるものもある。トタンで覆っていないものが多く、3軒草屋根がならぶ場所も見られる。
南舟津
このような密集した漁村で草屋根が3軒並んでいるのも全国的に見て珍しい。
長崎街道沿いの町並み(庄金)
長崎街道沿いの町並み(庄金)
長崎街道沿いの町並み(庄金)
北舟津の町並み
浜川の両サイドにはかつては民家が並んでいたが、一列目の空地が目立つ。
参考資料 リンク
鹿島市

参考文献
『図説 日本の町並み12 南九州・沖縄編』 太田博太郎他 第一法規