夕陽ヶ丘 大阪発祥の上町台地西側の坂のある寺町

大阪府
大阪市
天王寺区
夕陽丘町
伶人町
逢坂1




交通
地下鉄堺筋線四天王寺前夕陽ヶ丘駅下車徒歩





夕陽ヶ丘




2009.03.20
上町台地は大阪の旧市街地東辺の洪積台地で、北端には大阪城、南には孝徳天皇長柄豊碕宮跡、聖武天皇の難波宮跡、中央部の西斜面には聖徳太子創建の四天王寺をはじめ多くの寺院が集中した寺町、南端には古代の墨ノ江に面し仁徳天皇が兵庫から移した住吉神社が造られた、大阪創成の台地である。夕陽ヶ丘はその寺町にあたる街で、最も上町台地らしさを感じることができる場所である。というのは、高低差の激しい東京などと比較すると大阪はいたって平坦であり、上町台地といっても高低差は大したことはない。したがってここ寺町の坂が一番わかりやすく、大阪でも貴重な場所と言える。寺町の坂道は東から西へ向かってゆるく下ったもので、大きな踏面の階段やスロープ形状のものが多い。
上町台地は大阪発祥とも言える難波宮が建設された台地(周りは低湿地だった)。中央部の西斜面には四天王寺をはじめとする寺町が形成された。その寺町の緑を通天閣より眺める。(上)

難波宮跡(左)
難波宮の南部に建設された四天王寺
上町台地の西側、坂下の寺院群(松屋町筋)
清水坂
新清水清光院に上る坂。新清水寺境内からの眺望は格別。
愛染坂
坂の上にある愛染堂勝鬘院から名付けられた。(上)

愛染堂勝鬘院(左)
愛染坂坂下の町並み
口縄坂
坂下から眺めた道の起伏がくちなわ(蛇)に似ているところから名がついた。
口縄坂
夕陽丘の段上の町並み
参考資料 リンク
大阪市
天王寺区

参考文献