安波 かつては茅葺屋根民家が見られたヤンバルの集落

沖縄県
国頭村
安波




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安波




2006.12.22
安波(アハ)は、沖縄本島北部の与那覇岳を源流とする安波川の河口に位置した農村集落である。沖縄は赤瓦の民家が有名だが、かつては茅葺屋根であった。安波集落は沖縄本島で茅葺屋根民家群が見られる集落として知られていた。しかし、台風等による気候が厳しい地であり、屋根材も赤瓦やセメント瓦に葺きかえられ、今では茅葺屋根は一軒も見ることは出来なくなった。しかし、屋敷の佇まいは昔のまま保たれており、ヤンバルの農村の貴重な集落景観を見せてくれる。
安波は安波川を挟んで2つに別れている。面影が残っているのは東側の集落。
北斜面に建つ集落に上る。(左)

かつては大きな茅葺屋根の群が見られる集落だった。現在では漆喰で固められた赤瓦かセメント瓦に葺きかえられている。(下)

石垣や屋敷構えに昔の面影を感じることが出来る。

沖縄では、「石敢當」という文字の書かれた表札みたいなものを良く見かける。はじめ「やたら同じ名前の人が居るもんだ」と思ったがそれは間違い。伝説の強い人の名前らしい。一種の魔除けである。
参考資料 リンク
国頭村

参考文献
『図説 日本の町並み12 南九州編』 太田博太郎他 第一法規
『日本の町並みU 中国四国九州・沖縄』 西村幸夫監修 平凡社