平島 ゴロタ石の石垣石塀が見られる東シナ海の島里

長崎県
西海市
崎戸町
平島





交通
佐世保港、友住港より定期船






平島





2018.03.22



佐世保港から蠣浦島・江島を経由して53.9km、北緯33度線の海上に位置し、わずか5.7km隔てて列島中通島有川町を臨む。崎戸4島のうち一番大きな島。江戸時代には他の島と同様、捕鯨の島として大いに栄えた。五島灘という好漁場と、天然の良港に恵まれ、漁場中心の生活が営まれている。島の一部は西海国立公園に指定されており、荒々しい海岸線と山肌に剥き出しになった巨岩は、島を訪れる人々を魅了する。(「シマダス参照」)
平島港にフェリーで着いてまず驚くのが、海岸線に沿ってつづくゴロタ石(丸石)の石垣石塀である。防波堤、防風堤の役割があって築かれたものであろうが、この島の特徴であり迫力がある。平島は崎戸町に所属するも、五島列島中通島友住港の直ぐ東にある島であり、石垣石塀の宝庫である五島列島の影響を受けているのであろうか。集落は、海岸線に平行した一本の通りに形成される、漁村では掟通りの形態だ。
平島の町並み
ゴロタ石(丸石)による高い石垣石塀が、この島景観の最大の特徴だ。

平島の町並み
敷地内に石畳が敷き詰められていた場所が平島判所跡。(上、左上)

店舗らしき建物が集まっている場所。ここらが集落の中心部であろうか。(左、左下、下)

現役で営業中の店舗(左下)
平島 メインの横道の町並み

前庭に敷き詰められている石畳(左上)

石垣と路地(上)
石垣と石階段
石垣と石階段
現在のフェリー桟橋
船溜まりにはたくさんの漁船が停泊していた。島には子供たちも複数いたので、若い人達の世帯もあり、漁業も盛んと見えた。
平島小中学校
現在島には小学生しかいないが、中学に上がると一気に実行が増えるそうだ。中学校の先生は科目別に先生が変わるため。(左)

島唯一の宿である新屋旅館(左)
参考資料 リンク
西海市

参考文献
「日本の島ガイド シマダス」(㈶)日本離島センター