松本横田 信州三大遊郭の一つ 松本郊外の旅館街

長野県
松本市
横田2



交通

JR篠ノ井線松本駅下車徒歩





松本横田




2009.08.02
 長野県では、明治11年(1878年)に長野市の鶴賀、上田市の常盤城、松本市の横田の3カ所に遊郭がつくられた。かつては、松本電鉄浅間線(松本〜浅間温泉)が通じており、車庫が併設された同線の拠点駅があった。現在、新浅間温泉と呼ばれており寂れた旅館街となっている。
 周囲は郊外の農村が宅地化された住宅地。地図を見るとその中に大通りをセンターに配した田の字形街区が見えるので、明らかにここが旧遊郭であったとわかる。街には営業を続けている旅館がまだ多くあり、伝統様式を規範とした旧遊郭らしい建物も若干だが残っている。温泉であることで旅館街としてなんとか存続し得ているのであろう。
旧横田遊郭センター大通りの町並み
旧横田遊郭センター大通りの町並み 
庭を持つ旅館

洋館風の玄関を持つ建物。手前左側の建物はかつてはナマコ壁を腰に巻いていた。また、この家の左手には望楼を乗せた間口の広い建物があった。(上、左上)参考


旧横田遊郭の町並み

参考資料 リンク
松本市

参考文献
長野県の花街と遊郭の写真