信濃福島 千曲川の渡しがあった交通の要衝 蔵並みの集落

長野県
須坂市
福島




交通
長野電鉄井上駅下車徒歩






信濃福島




2009.08.24
須坂市福島は、江戸時代には北国脇街道の重要な宿場で、集落の北に「布野の渡し」があり、この街道はここから千曲川を渡って越後へ向かっていた。当時は道の中央に水路があたため道幅が広く、集落の北と南には鍵の手に道が曲がるなど典型的な宿場町の形態を残している。福島宿の中ほどで江戸へ向かう北国街道の裏街道として主に穀物の輸送ルートとして利用された大笹街道を分岐しており、現存する道標には「左草津仁礼道右松代道」と刻まれている。
福島集落の特徴は、かつて水路があったため広い道幅の通りに面して、平入りの蔵が連続する町並みである。この形態は、ここ善光寺平の街道町では他にも共通してみられる。

福島集落の町並み 
福島集落の町並み
広い道幅の旧街道に沿って蔵を並べる町並み
こうして横から見るとわざわざ蔵を街道沿いに並べていることが分かる。
漆喰が落ちて土壁が美しい蔵並み 
参考資料 リンク
須坂市

参考文献