麻績 北国西街道猿ヶ馬場峠西側の切妻平入の宿場町

長野県
麻績村

上町
中町
本町



交通
JR篠ノ井線聖高原駅下車徒歩





麻績




2009.08.02
 北国西街道(善光寺道)は、木曽路の手前の洗馬宿で中山道から分岐し、松本平松本城下を経て山を越え、善光寺平篠ノ井追分で北国街道と合流、善光寺(長野市)へ至る13宿の脇往還である。麻績宿は松本側から標高966mの猿ヶ馬場峠を越えて善光寺平に下ろうとする手前にある宿場町である。
 麻績宿は慶長19年(1614年)松本藩主小笠原秀政の伝馬定書により藩内の他の宿場とともに制定された。東西6町35間(約170m)の両端は鈎の手に曲がり、用水は西沢川を分水して道中央に通っていた。宿裏には生活道として夜通道が通り、畑や墓地、裏山に続いている。また、麻績宿には本陣が一軒あり脇本陣は置かれず、旅籠屋は安政初年の記録では19軒だった。
 旧麻績宿の町並みは、切妻平入りの民家によるものであるが、比較的間口(桁行方向)の大きな民家が多い。また、門塀を構えた民家も見られる。鉄道駅や国道が離れたため、ひっそりと残ることができた町並みという印象だ。 
上町の町並み
中町の町並み 

中町の町並み 

中町・本町の町並み
本町の町並み
参考資料 リンク
麻績村

参考文献