真木 北アルプスを臨む徒歩でしか行けない集落

長野県
小谷村
千国乙
真木





交通
JR大糸線南小谷駅より徒歩





真木





2016.08.07



小谷村は、姫川中流域を占める山村。その中心である月岡地区(南小谷)から南東の山中に千国真木集落はある。1980年代に廃村になった後、共働学舎という「ハンディを持った人々が競争のない社会の中で共同生活を送る」グループが住まうようになり、現在まで集落環境と建物が維持されている。集落への車道は整備されておらず、アクセスするには徒歩しかない。そのような集落はかつての山村には多く存在していたが、今ではかなり希少である。雪のない時期であれば、南小谷駅から往路100分、復路70分というところ。
集落内に4棟の母屋と2棟の蔵が古い建物として確認できる。養蚕を営んでいたと思われる二階家で、屋根は寄棟茅葺きである。アクセスは大変だが、希少性もしかり、必見の集落の一つといっていいだろう。

南小谷駅から大糸線の踏切を渡って南へ10分ほど歩くと、真木集落への道の分岐がある。

真木集落への山道。町からは基本的に上りが主体だが、途中で峠を越える。クマ出没注意の看板があり、季節によっては鈴をつけるか音を出しながら歩く必要がある。

真木集落が見えてきたところ(左)
真木集落で最初に建っている切妻2階家
共働学舎の人々が生活している建物「あらやしき」
共働学舎の人々が生活している建物「あらやしき」
大きな二階家でかつては養蚕農家と思われる
あらやしき
あらやしきより奥には2棟の母屋が建っている
一番奥にある2棟の蔵
寄棟の屋根が架かっている
姫川の谷の方向を眺める
背景の山々は北アルプス
 
茅葺き屋根もメンテナンスが大変であろう
参考資料 リンク
小谷村

参考文献