島浦島 日向灘に浮かぶ全国屈指の漁業基地の町並み

宮崎県
延岡市
島浦町




交通






日之影





2015.03.28
延岡市の中心部から北東へ約12kmの日向灘にある島。標高185mの遠見場山を中心に全体が切り立った地形で、西側の漁港周辺に住宅が密集している。かつては伊予水軍が付近で活躍、江戸時代には船の風待ち・潮待ちに利用されていた。定住は元禄年間(1688〜1704)といわれ、水産業と水産加工業で全国屈指の漁業基地に発展した。その繁栄ぶりは、集落を歩けば分かる。空き家や古い木造建て家が少なく、鉄筋コンクリート造や軽量鉄骨造と思われる陸屋根の民家が多い。漁業で栄え家々が密集した結果、火災には弱く延焼対策が求められたのであろう、大火があったのか、自然な建て替えの末なのか、小島であるにも関わらず不燃建築の割合が圧倒的に高い。
全国屈指の漁業基地である島浦漁港
陸屋根の不燃建築の割合が圧倒的に多い家並み

背後の山の上には寺と墓地がある(上)

海岸線に対して垂直に入っていく道(左上)
所々に残る木造板壁の古民家(左下)
所々に残る木造板壁の古民家

所々に残る木造板壁の古民家
参考資料 リンク
延岡市

参考文献