答志島
桃取
伊勢の伝統様式の民家が見られる漁村集落

三重県
鳥羽市
桃取町





交通
鳥羽佐田浜港より市営定期船利用







答志島
桃取





2015.12.29


鳥羽港の北東約1.4kmにある志摩諸島で最も大きな島。島の北東部に答志町答志、答志町和具、南西部に桃取町がある。互いは険しい山越えの県道で結ばれているものの、それぞれ鳥羽港から別の定期船が運航している。縄文式・弥生式土器が出土、古墳もあり、「和名類聚抄」(933年)や「簡礼集」にも島名が記されている。また、鳥羽城主で九鬼水軍大将の九鬼嘉隆が関ヶ原の戦に敗れ自刃した地として知られ、首塚、銅塚の史跡がある。漁業従事者が半数を占め、次いで観光業が盛んである。(「シマダス」参考)
桃取は島の南西部にあり、同じ島ながら答志・和具とは容易に陸路で行き来できる位置関係ではない。従って集落のでき方も違うような気がする。集落はがっちりと防波堤で守られていて、入り組んだ平地部に形成されているため、集落内の街路構成が複雑である。漁業も答志・和具に比べるとやや劣っている感があり、改修がされていない家も多く、結果伝統的な町並みが見られる。
答志島桃取の町並み
集落の外周はがっちりと防波堤で囲まれている。
答志島桃取の町並み
防波堤の開口部から集落に入る。城壁のようだ。

答志島桃取の町並み
切妻妻入下見板張りの伊勢様式の伝統的な民家を多く見ることができる。
答志島桃取の町並み
切妻妻入下見板張りの伊勢様式の伝統的な民家を多く見ることができる。
答志島桃取の町並み
答志島桃取の町並み
答志島桃取の町並み
答志島桃取の町並み
集落の奥に共同井戸があった
答志島桃取の町並み
八幡神社東側の地区
答志島桃取の町並み
八幡神社東側の地区
参考資料 リンク
鳥羽市

参考文献
「日本の島ガイド シマダス」(日本離島センター)