伊勢内宮
門前
明治期参宮線開通により形成された外宮門前町

三重県
伊勢市
本町




交通

JR参宮線伊勢市駅下車、近鉄鳥羽線伊勢市駅下車






伊勢外宮門前




2015.06.05
伊勢神宮は天照大神を祀る内宮と、衣食住・産業の守護神豊受大神を祀る外宮からなり、起源は五世紀末と推測されている。もともと伊勢の地方神であった伊勢神宮は、大和朝廷と伊勢国が関係を深めるに伴い地位を確立し、やがて内宮の門前町=宇治、外宮の門前町=山田、伊勢神宮の外港=大湊、神社(かみやしろ)=河崎といった集落が形成された。そして「おかげ参り」といった庶民の集団参宮のアクセスルートである伊勢街道は山田から古市を通って宇治で終点となる。
外宮の門前町は、明治期に敷設された参宮線(現JR)の伊勢市駅ができてから、外宮との間に形成されたという。それまでは船や徒歩でやってきたのが鉄道を手段とするようになり、玄関口となった。その頃の建物はもうわずかしか残っていないが、一際異彩を放っているのが木造3階建て旅館の「山田館」である。山田とは外宮領をいい、今の建物は昭和2年に建てられた。内外ともにほとんどいじられておらず、ものすごいオーラを放っている。
伊勢外宮の門前町は約300m
山田館
昭和2年の建物
伊勢外宮門前の町並み
伊勢外宮門前の町並み

山田館の内部 
 
山田館の内部 

参宮線
参考資料 リンク
伊勢市

参考文献