沖ノ島
母島
沖ノ島 V字谷に石垣で築かれた密集集落

高知県
宿毛市
沖の島
母島





交通
宿毛片島港より定期船






沖ノ島母島



1995.09.14
2017.07.16
宿毛市の西南約24km、黒潮おどる太平洋に臨む島。標高404mの妹背山が最高点で、全島花崗岩に覆われている。かつては段々畑が天まで届いていた。現在は沿岸一本釣漁業が主体だ。近年フィッシング、ダイビングなどのマリンスポーツが人気を集めている。中世から弘瀬が土佐領、母島が伊予宇和島領に属していた。土予国境争いを経て、万治2年(1659)幕府の裁定で土佐側の主張通り国境が確定した歴史を持つ。明治7年高知県に編入される。『今昔物語』に妹背島伝説があり、夢と歴史とロマンの島である。(「シマダス」参考)
豊後水道の入り口にあり、黒潮がぶつかる孤島。島自体が花崗岩でできており、急斜面にふんだんな花崗岩による石垣によって宅地が造られた集落である。母島(もしま)地区は島の西側(九州側に開いたV字谷に形成された密集系集落。石垣から長い石が突出しその上に束を建て干棚(ひだな)と呼ばれるテラスが造られていたり、パブリックな道の上にも同様の干棚が覆っていたりと、狭い敷地を有効に活用しようとしているところが特徴である。
沖ノ島母島 1995年

沖ノ島母島 1995年
沖ノ島母島 1995年
沖ノ島母島 1995年

沖ノ島母島 1995年

沖ノ島母島 2017年
参考資料 リンク
宿毛市

参考文献