上大岡 丘陵地の山林が開発された山岳住宅地の宝庫

神奈川県
横浜市
南区
港南
別所






交通
京浜急行上大岡駅下車




港南


別所





2013.01.20

横浜市南区上大岡は、鎌倉街道沿いの農村であったが、1930年湘南電気鉄道(現在の京浜急行)が開通し鎌倉街道との交差部に上大岡駅が完成、戦後は百貨店も開店し住宅地化が急速に進んだ。鎌倉街道沿いの繁華街は大岡川の低地にあり、川の西側大久保地区には戦前花街もあった。新興住宅地は四周を取り囲む丘陵地の山林を侵食するように展開していった。
横浜の丘陵には、急傾斜地をものともせず、戦後住宅地が開発されていったが、上大岡はその中でも宝庫と呼ぶにふさわしい地域である。丘陵地の稜線には尾根道が通い、その両側には集合住宅がどんどん建設されている。集合住宅の住戸は眺めの良い谷側に面していて、戸建て住宅はひな壇状となる。丘下には比較的古い民家が散見され、山林の宅地開発がなされる前の農村時代からの屋敷であろう。
港南地区
斜面にへばりつくように住宅がそびえる
 

港南地区から上大岡駅方面を臨む。その向こうの上大岡地区、大岡地区の山岳住宅地も見事。(左上)
丘の下には緑の瓦の古い民家が見られる。(左下、上)
 

別所地区から西の山岳住宅地を臨む

別所地区から西の山岳住宅地を臨む(左上)

別所地区の尾根道(上)

別所地区から丘下の古民家を見下ろす(左下)

丘下の古民家と丘の斜面住宅
参考資料 リンク
横浜市

参考文献