板橋 職人町から別荘地として発展した旧東海道沿いの町

神奈川県
小田原市
板橋




交通

箱根登山鉄道箱根板橋駅下車





板橋



2005.02.23
小田原城下を過ぎた旧東海道は早川沿いに箱根の山越えを目指す。新幹線の高架下をくぐると板橋の町である。板橋は大工や石工、木工などの建築関係の職人たちが多く住んでいた町で、明治以降は山沿いに著名人が別荘を構えた町として発展した。相模湾が震源であった関東大震災は、小田原市街やここ板橋にもダメージを与えた。現在見ることが出来る伝統的な町並みは震災後のものである。したがって、出桁造りの町家も塗籠め造りの町家も、昭和初期らしい様式を自由に扱ったデザインが特徴である。
二段出桁造りの畳屋さん
板橋の町並み
箱根方面に向かってやや上り坂。これから箱根を越えるという小田原最後の町である。
町並みは震災後の建物が多い。洋館と土蔵が並ぶ。
豆腐工房

海鼠壁も含めて黒漆喰で固め、伊豆石を窓周りや基壇、アーチ、袖ウダツに使っている住宅。
板橋地区北部の町並み
美しい二段出桁造りの平屋。
この家で町並みはおしまい。箱根登山鉄道をくぐると早川沿いに出る。
参考資料 リンク
小田原市

参考文献
『日本の町並みV 関東・甲信越・東北・北海道』 西村幸夫監修 平凡社