沖永良部和泊
石橋と暗川のみられる石灰岩の島の集落

鹿児島県
和泊町
和泊
国頭




交通






和泊


国頭




2011.12.24
鹿児島から南へ500km、沖縄を結ぶ洋上に点々と連なる奄美の島々、与論島を隔てて沖縄本島と対峙する道の島である。南西部にある古生層の大山(245m)が最高点のなだらかな地形で、周囲は隆起サンゴ礁からなり多数のドリーネ・鍾乳洞が発達している。その地質から、地表水がほとんどなく、畑作中心でサトウキビ・ユリを生産している。
和泊は、沖永良部島の北東部の平坦な村。和泊湊はサンゴ礁を切り開いて大型船舶も接岸できるような港を築造し、北部国頭に空港を開設し、島の玄関口となっている。サトウキビ、パイナップル、ユリ栽培が活発、製糖工場がある。和泊集落は、歴史的には知名港に次いで発達した港町で、文久2年から元治元年まで西郷隆盛が幽閉されていた地でもある。集落は、川の河口を挟んだ丘の上にあり、旧家の屋敷地も残っている。
一方、島の北端にある国頭は、内陸にある集落に暗川(くらごう)が見られる。隆起サンゴ礁に覆われているために河口以外では地表水のない沖永良部島では、暗川(くらごう)とよばれる地下を流れる川が地表に現れている場所が水資源の得られる場所として、集落形成の中心になっている。
和泊の商店街
(和泊)
 
旧家の屋敷地(左、下)
(和泊)
サンゴ礁の石垣が見られる(和泊)
和泊集落
保存民家(和泊町郷土館) 
高倉(和泊町郷土館)
国頭集落
国頭集落
暗川(くらごう)への地表開口(洞窟入口)が見られる(国頭)
参考資料 リンク
和泊町

参考文献