沖永良部瀬利覚
鍾乳洞の島の湧水川に形成された石垣集落

鹿児島県
知名町
瀬利覚
余多




交通






瀬利覚


余多




2011.12.23
鹿児島から南へ500km、沖縄を結ぶ洋上に点々と連なる奄美の島々、与論島を隔てて沖縄本島と対峙する道の島である。南西部にある古生層の大山(245m)が最高点のなだらかな地形で、周囲は隆起サンゴ礁からなり多数のドリーネ・鍾乳洞が発達している。その地質から、地表水がほとんどなく、畑作中心でサトウキビ・ユリを生産している。
瀬利覚は、島西南部の太平洋岸のやや内陸、地元の方言では通称ジッキョと呼ばれている。旧街道と地中川が地表に現れたホー川の交差部に集落が形成されている。付近一帯は、みごとな切石の石垣によって整然と区画され、屋敷地には今や茅葺屋根や高倉こそ見られないもののかつての分棟型住居様式が残っている。瀬利覚集落の下に知名の町と港ができた。
一方、同じ知名町の中で、瀬利覚から和泊へ向かう旧街道沿いにある余多にも、見事な切石石垣塀が見られる。
地中を流れてきたホー川が地表に現れたところに水場が造られている。ここを中心に集落が形成されてる。
(瀬利覚)
 
瀬利覚の集落景観
(瀬利覚) 
茅葺屋根は落とされ今では姿を見ることができないが、主屋(ナカヤ)、火を使う台所(トーグラ)の棟が分けられた分棟型住居。
(瀬利覚)
 
切り石による見事な石垣
(瀬利覚) 
切り石による見事な石垣
(瀬利覚) 
 
分棟型の住居様式
塀は屋根との隙間をなくして台風に備えている。
(瀬利覚) 
石垣塀の続く余多集落

旧街道沿いの大きな屋敷と石垣
(余多)(左)
余多集落の屋敷の入り口
参考資料 リンク
知名町

参考文献
『図説 日本の町並み12 南九州編』 太田博太郎他 第一法規