奄美大島
名瀬
大島一の都市 戦後建築の商店街と歓楽街

鹿児島県
名瀬市
(現奄美市名瀬)
金久町
柳町
幸町
末広町




交通






名瀬末広町


名瀬金久町





2011.12.26
鹿児島県南部、奄美諸島最大の島、奄美大島は、沖縄本島・佐渡につぐ大きさ。古生層からなり、湯湾岳(694m)を最高に山地の多く、海岸は沈降性で出入りに富んだ島である。1609年(慶長14年)島津氏の琉球支配以降は薩摩藩、明治以降は鹿児島県に属する。北部は名瀬、南部は古仁屋が中心、サトウキビ、パパイヤ、パイナップル栽培とカツオ漁が活発であり、伝統産業の「大島紬」は有名である。

奄美大島北部の中心市街が名瀬である。沖縄の那覇ほどではないが、島にしては大きな都市である。港は深い入り江で自然の良港、一番深いところに中心市街があって湾の両側に延びている。中心市街は、前に港、背後は屏風のように山の斜面という典型的な入り江地形で、港から眺めて中央が行政・業務地区、左(東)が物販系商店街、右(西)が飲食系歓楽街という非常に明快な構成だ。名瀬は沖縄と同様、大戦時に大きく戦災を受けていると思われ、戦前の古い建物は皆無と見られる。しかし、商店街や歓楽街など、戦後ながら街の性格に応じた界隈性のある町並みに出会うことができる。
名瀬港全景。自然の良港である。
名瀬文化センター前に移築復元された奄美大島の古民家(瀬戸内町にあったもの)。分棟型住居の様子がよくわかる。(上)

主屋・座敷の「オモテ」(左)
台所・居間の「トーグラ」
末広町の物販系商店街。銀座通りもある。
川沿いに古そうな商店と市場があった。
幸町界隈の町並み
島きっての歓楽街「屋仁川通り」
屋仁川通りを山側に進んでいくと柳町となり、遊郭で見られるような建物があった。
柳町の町並み
柳町の町並み
参考資料 リンク
奄美市

参考文献