伊吹島 台地上に人家が密集するイワシ漁といりこの島

香川県
観音寺市
伊吹町




交通
観音寺港より伊吹航路





伊吹島





2015.07.05
瀬戸内海、観音寺港(香川県)から西10kmの燧灘(ひうちなだ)ほぼ中央に位置する香川県西端の有人島。安山岩などからなる台地状の島で、台地上に平地が開け、島の周囲は急崖が海岸を取り巻いていて、人家は島の南から北へかけての鞍部に密集している。神恵院に残る「十巻弘化録」の弘法大師にまつわる伝説に、異木の漂着した島とあり、約1200年前にすでに数十人が住んでいたようである。
豊かな漁業資源に恵まれ、カタクチイワシ(イリコ)漁を背景とする煮干しイワシ生産が島の経済を支えており、現在でも衰えていない。近年では瀬戸内芸術祭などが開催されて観光にも力を入れているが、安易に観光へシフトせず、生業でいつまでも頑張ってほしいと願う。
伊吹島全景
「観音寺市サイト」より(上)

北浦地区の町並み
北浦港へ下る谷の東西両斜面に家々が密集する。(左)

北浦港
カタクチイワシ漁の漁船と斜面上の集落(上)(左下)

北浦港の水産加工工場(左上)

伊吹産院跡
島の女性はここで出産し産後1ヶ月共同生活をしていたという。

密集系漁村の町並み(左上、左下)

郵便局前の商店

オコジのイズミ(上)

八幡神社周辺の町並み


平井井戸周辺の町並み
生命の泉といわれる平井井戸の周りには大きな屋敷が集まる

平井井戸周辺の町並み
生命の泉といわれる平井井戸の周りには大きな屋敷が集まる
伊吹民座億資料館付近からの俯瞰

ゼンネのイズミ(上)
真浦港へ下る坂道を緩やかにするために築かれた石垣
参考資料 リンク
観音寺市

参考文献