盛岡
八幡町
盛岡城東地区の八幡宮前に形成された旧遊郭

岩手県
盛岡市
八幡町
松尾町




交通

JR東北本線
盛岡駅下車
バス利用





八幡町
盛岡城址公園の東側の紺屋町、中の橋通界隈が中心市街地だったところ。登録文化財の「もりおか啄木賢治青春館」からまっすぐ東へ延びる通りは、中心市街地の東端にある盛岡八幡宮に突き当たっている。この通りを八幡宮へ向かうと町は物販から飲食へ、そして色町へと変わっていく。
盛岡八幡宮は護国神社と並置され大きな境内を形作っている。その境内に面する通りには遊里らしい建物が並んでいたが現在は住宅のようだ。盛岡八幡宮に突き当たっている通り沿いは商店街になっていて、その両裏町が飲食店街、そのうち松尾町が整然とした街区の現役花街となっている。このあたりは戦災に遭っていないとはいえ、戦前か戦後か判断がつきかねる伝統様式の遊郭建築が見られる。1929年発行の『日本遊里史』の巻末付録『日本全国遊郭一覧』では、貸座敷数12、娼妓数59人と記載されている。
盛岡城から盛岡八幡宮へ向かって真っすぐに伸びる通り。盛岡八幡宮の鳥居から参道になる。
盛岡八幡宮と護国神社との共通境内に面した通りに並ぶ建物。遊里らしいデザインの建物が見られる。
盛岡城から盛岡八幡宮へ向かう通り。紺屋町よりは業務物販、東へ行くにつれて飲食店街、八幡宮前が遊里となる。
現役花街の松尾町。道路幅の広い整然とした街区は旧遊郭らしい。
戦災に遭っていないというが、戦後とおもわれる建物が多い。

松尾町で最も妓楼っぽい建物。
松尾町の町並み(左、左下)
八幡町の裏町の町並み(上、左下)
参考資料 リンク
盛岡市

参考文献