七尾 能登の中心都市 城下町を基盤に形成された港町

石川県
七尾市
一本杉町
大手町





交通
JR七尾線七尾駅下車徒歩





一本杉通り



駅前リボン通り




2009.08.08
七尾市は能登半島東岸、七尾湾に臨む能登最大の港湾都市である。戦国時代の1398年(応永5)畠山三則は七尾城を築城し最初の城下町が形成された。その後、織田信長の天下の基、前田利家が能登を治めるため小丸山に城を構え、城下町を拡大整備した。関ヶ原の戦い後、前田利家は越中・能登・加賀三国を与えられ加賀金沢へ本拠を移す。そして、七尾は加賀藩の重要な海の玄関口となり、幕末まで港町として繁栄する。しかし、明治期以降、金沢に近い場所に金沢港が建設されると七尾は衰退し、能登地方の中心都市としての役割のみとなる。
街を歩けば、規則正しい町割りの中に鉤型があったりして城下町を感じ取ることができる。しかし、町は大きいけれど、繁栄を極めたような古い重厚な町並みはあまり期待できない。中央に水面の高い御祓川が流れていて道路とともに整備工事が進行中であった。川と直交する一本杉通りを中心に商家の町並みがみられる。一方、七尾駅から港方向一本杉通りへ向かう駅前リボン通りが昭和の商店街になっていて、その裏側に飲食店街が形成されていた。
一本杉通りの商家
一本杉通りの町並み
阿良町の町並み(左)

一本杉通りのしゃれたデザインの看板建築

一本杉通りの町並み

町の中を流れる御祓川は海水とつながっていて水面が高い。護岸は道路とともに整備工事が進んでいた。(上、左上)

橘町の町並み(左)

駅前リボン通りの町並み(左上)

駅前リボン通りの裏に形成された飲食店街(左)
 
参考資料 リンク
七尾市

参考文献