土浦桜町
大町 下高津
桜堤の下に形成された大きな歓楽街

茨城県
土浦市
桜町1,2
大町
下高津




交通
JR常磐線土浦駅下車徒歩




桜町


大町


下高津



2009.11.15
 土浦市は茨城県南部の中心都市。平将門が亀城を築いた後、近世は水戸街道の宿場町、霞ヶ浦利根川水運の要港という両機能を持ち、土屋氏(土浦城)9.5万石の城下町であった。近代に入り、鉄道開通前までは水陸交通の要地として繁栄、1922年(大正11年)阿見町に海軍航空隊が開設、1939年(昭和14年)第一海軍航空廠が設置され(阿見)、軍都「予科練」の町として発展した。
 旧水戸街道沿いの旧市街とJR常磐線土浦駅との間は、鉄道敷設後に開発された町。中でも桜並木の見事な桜川の土手の下には大きな歓楽街が形成されている。この桜町界隈は、遊郭ではなかったが戦後は赤線だったという。現役の風俗街だったので、しっかりとした取材ができなかったが、土手下の洋風カフェー調建築や料亭に往時の面影を感じることができる。
 また、古い町並みが残ることで有名な中城町に通じる旧水戸街道沿い、桜川の北東側の大町、南西側の下高津にも出桁造りの町家が数見ることができた。
桜川の桜堤
桜堤の北西一帯は土浦の歓楽街。その規模は水戸をもしのぐほどに思われる。かつて遊郭ではなかったが、戦後は赤だったようで、カフェー調の建築が残っていた。
桜町の町並み
桜町の町並み
料亭があった
桜川沿いの町並み
旧水戸街道大町の町並み
旧水戸街道大町の町並み
旧水戸街道下高津の町並み
旧水戸街道下高津の町並み
参考資料 リンク
土浦市

参考文献