北海道
札幌市
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旧道庁
時計台 |
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明治2年に札幌に開拓使が設置されて以来、札幌は近代都市として目覚しい発展をとげた。
札幌のまちは碁盤目格子の街路網からなる。明治4年に都市計画が定められ、各街区は60間(約109m)の正方形、街路は11間復員を標準として20間(駅前通り、北一条通り)、15間(北三条、四条通り)幅のものも設けられた。この直行座標系は、単純に東西南北にとられたのではなく、幕末に入植した幕使大友亀太郎によって創られた豊平川から引かれた用水路「大友掘」、今の創成川に軸が取られている。
中心部を歩くと起伏が無く均質であるため条丁目によりわかりやすいといえるが、一方どこの交差点がどこにあったか記憶しにくいまちでもある。
ニューヨークやシカゴ同様、このような町でこそランドマークは必要で、大通りや川、歴史的建築物、商業地などの配置がまちのイメージマップに重要な役割を果たしている。
北海道のまちは時代の重なりが少なく、大地の上に開拓時代のレイヤーと現代のレイヤーしかない。この3つの関係を感じながら歩くとわかりやすいし面白い。
みどころは、創成川、旧道庁、時計台らの歴史的建築物、ススキノの商業地、サッポロビール工場、北海道大学構内など。
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