網走 色々な看板建築の見られるオホーツクの水産都市

北海道
網走市
南4条東1,2付近





交通






網走





2011.09.23
網走はオホーツク海に面する水産都市である。1798年(寛政2年)斜里会所設立後、漁場が開かれ、1808年(文化5年)頃から北見漁業の基地として繁栄した。市街地は網走川の河口に形成され、水産加工、製材業ほか水産養殖、酪農業で発展した。市西方の網走刑務所は、しばしば映画や小説の舞台となっている。
網走は、刑務所や原生花園などの観光スポットを持ち、かつての北海道ブームの時は多くの観光客でにぎわっていた記憶があるが、旅行のスタイルも変わり道東の目玉が世界遺産の知床半島が一人勝ちする一方で、網走の町は活気を失っているように感じた。商店街の銀行やデパートは空き家となっていて、わずかな夜の歓楽街がにぎわっている程度である。

網走市街を見下ろす丘の上に建つ郷土博物館。昭和11年に当時の社団法人北見教育会が、地方の振興と文化の発展のために建てたもの。設計は、フランク・ロイド・ライトに師事した北海道を代表する建築家田上義也の設計。(左上)
町の主軸の道路からも見える(上)

網走の町並み
陸屋根ファサードの2,3階建ての家並み。
 
網走の看板建築
交差点に建つ建物ゆえ、薄っぺらい看板外壁と屋根の関係が良くわかる。
網走の看板建築
看板の背後は複雑な屋根形状だった。
網走の木骨石造蔵(左、左下)
スナック集合体建築
冬季の寒さがあるためであろう、スナックが集合する建物の間の道が半屋外化され、ファサードが一体化するのが北海道の特徴。
参考資料 リンク
網走市

参考文献