矢野 広島通勤圏にある通好みの古い町並み

広島県
広島市
安芸区
矢野西5
矢野東5




交通

JR呉線矢野駅下車徒歩





矢野



2006.11.26
矢野は古来より交通・軍事上の要地であり、街道を通じて地域の物資が集まる立地にあった。特産の「かもじ」(和かつら)は一時期全国需要の7割を占め、明治中期以降は輸出品ともなり、町は隆盛のピークを迎えた。第二次世界大戦後は「洋かつら」におされ以前ほどの活気は見られなくなった。
旧市街は氏神尾崎神社に通じる通りを中心にした商店街が形成されており、町家や銀行建築が並んでいた。また、かもじの染めた毛を洗っていたという矢野川に沿っても町家や近代洋風建築も見られ、両通り以外の路地にも栄えた頃の遺構がいろんな形で残っている。矢野は、いろんな発見をしながら歩ける、町全体が郷愁をそそる空間満載の通好みの町並みである。
矢野川沿いの町並み(上、左)
矢野醤油(上)
矢野川沿いの町並み
矢野川沿いの町並み
銭湯だった建物の玄関。完全左右対称に作られている。
格子の美しい民家(左、下)
新聞販売業の店舗になっていた。
矢野西5丁目の格子の美しい民家。(左)

左側のモダンな建築は銭湯。(左下)

かつて市場だった建物。破風の格子はあちこちで見られる。(左)

路地から見える煙突(上)

尾崎神社へ通じるかつてのメインストリート。(左下)

矢野川沿いの町並み
なつかしの琺瑯看板がたくさん取り付いている薬屋。(左)

近代洋風事務所建築もある(上)
参考資料 リンク
広島市

参考文献