向洋 猿候川に沿ったマツダ本社工場前の企業城下町

広島県
府中町
青崎南





交通
JR山陽本線向洋駅下車







向洋



2012.04.14
府中町は、広島のベッドタウンとして戦後急激に人口が増え発展した町。猿候川に沿って自動車メーカーマツダの本社工場が続き、町にはマツダの施設や関連工場が立地する企業城下町である。かつては、キリンビールの工場もあったが、現在は跡地が大規模商業施設にかわっている。広島市は周りの町村を次々と合併していったものの、この府中町だけは巨額な法人税に支えられているため合併を拒否し続けてきた。そのため、すっぽり広島市に周囲を囲まれた形となっている。
山陽本線向洋駅のすぐそばにマツダ本社とマツダ病院が向かい合って建っていて、駅との間に小さな工場門前町が形成されている。このように工場の敷地から出て街中に独立していながら、企業の名前が付けられた病院が建っているというのは、企業城下町典型の姿である。駅前の飲食店街は思いのほか小さかった。
猿候川の仁保橋から両側に広がるマツダ本社工場を眺める
マツダ本社
マツダ病院

向洋駅(上)と駅前の飲食店街。住宅地が線路で完全に分かれているためか、飲食店街は寂れた感がある。

かつては映画館か何かだったような大きな建家のパチンコ店(左)
マツダの企業城下町らしいスナックの名前「RSロードスター」(上)
 
参考資料 リンク
府中町

参考文献