富岡 官営富岡製糸場の門前に形成された産業町

群馬県
富岡市
富岡





交通
上信電鉄上州富岡駅下車徒歩




富岡





2011.12.30
富岡は、鏑川の北側海岸段丘上に形成された町で、近世以来、中山道の脇往還信濃路(姫街道)の要地で、富岡絹の市場町、また江戸幕府御用の砥石の問屋街場として栄えた。1872年(明治5年)フランス人ポール・ブリューナを指導者として、日本最初の官営機械製糸工場富岡製糸場(現片倉工業富岡工場)ができてから民間工場も起こり、製糸業の町として発展した。
鏑川のすぐわきに富岡製糸場はあり、その北側を東西に信濃路姫街道が通っている。歴史的な町並みは、諏訪神社前から西側の姫街道沿いと、製糸場から東へまっすぐ伸びる通り沿いにみられ、製糸場と姫街道の間が飲食店街となっている。姫街道や正門前からの通りには、土蔵造りあるいは漆喰塗籠造りの商家が残っており、飲食店街には造形や色彩に特徴のある戦後の建築が見られる。
製糸場門前の通りの町並み(上、左、左下、下))
 
姫街道沿いの町並み(左)
製糸場と姫街道の間の飲食店街(左上、左)
製糸場と姫街道の間の飲食店街
参考資料 リンク
富岡市

参考文献