片品 草葺の養蚕農家が残る村

群馬県
片品村
越本
小川ほか

越本付近の農家

2階をつき上げた養蚕農家(上と同じ民家)

総2階建ての養蚕農家。屋根に煙出しがつき、クレムネである(小川)。
片品村は、群馬県北部、利根川の支流片品川上流の山村である。森林資源に恵まれ、木材や薪炭を産出している。
村を横断する国道120号線は日光金精峠へ、沼田街道は尾瀬を越えて(車道なし)只見へ抜ける。現在は、尾瀬への登山、日光へのドライブ、冬のスキーにペンション村など、観光が主産業である。

かつては各農家で養蚕が盛んに行われていた。その遺構は民家の屋根形状に見られる。このあたりでは、草葺の寄棟民家の屋根の妻側を切り落としたかぶと造り、平側の一部を切り落とした赤城型、平側の一部の屋根をつき上げた民家など、さまざまな形状の屋根改造を施した養蚕民家が、草葺のまま残っている。

交通


JR上越線沼田駅からバス


国道120号線
参考資料 リンク
片品村のホームページ

参考文献