青木 特徴的な養蚕民家が見られる山村集落

群馬県
利根村
青木

切り上げ屋根、箱棟

妻面を切り落としたかぶと造り


利根村は赤城山の北斜面から片品川中流域を占める山村である。
片品川を堰きとめて作られた薗原ダムから赤城山への登山道に入ったところに青木集落はある。

群馬県は県南の平野部から赤城山麓にかけては、かつて養蚕が盛んであった場所で、赤城山麓の片品川の河岸段丘には桑畑が広がっている。
養蚕の影響で、2階部分を蚕室とするため屋根形状に特徴のある民家が集まっている。いわゆる「赤城型」や「上州の切り落とし屋根」といわれる民家が分布する地域である。

青木集落にも養蚕農家のユニークな屋根型が見られる。赤城型はなかったが、平部の一部の屋根をあげた「つき上げ屋根」や
妻面の屋根を切り落とした「かぶと造り」民家が見られる。また、この地域の特徴である棟に箱棟が乗った民家もあった。

交通


国道120号線沼田上之町より県道62号線
薗原ダム近く


参考資料 リンク
利根村のホームページ

参考文献